必須ミネラル「ナトリウム」について解説!日本人は摂りすぎ?

ナトリウムは、細胞内の浸透圧と水分量をカリウムと一緒になって調節しています。細胞内がカリウム、細胞外がナトリウムで、お互いにバランスを保ちあって浸透圧と水分量をコントロールするミネラルです。

 

また、情報伝達にも関わっており、情報を伝達するときにも細胞内外のカリウムとナトリウムが入れ替わることによって各組織に情報を伝達します。筋肉の収縮にも関わっていて、脳から筋肉を収縮させろという命令が出ると、細胞外のナトリウムが細胞内に入り、筋肉細胞が緊張して収縮します。

 

ナトリウムが欠乏してしまうと、浸透圧と水分量の調整、情報伝達、筋肉の収縮、に不具合が生じます。

 

ただ、普通に食事をしていれば欠乏症は起こりません。むしろ、欠乏よりも過剰摂取に注意しなければいけないミネラルです。日本人は年齢、性別を問わず、1日の基準摂取量を大きく上回る傾向にあります。

 

多く含む食品として、漬物、味噌汁、カップ麺、塩辛、サラミ、めんたいこ、干し魚、などがあげられます。和食はヘルシーだから、塩分を多く含む食品ではないと思っている人も少なくないですが、ヘルシーだからといって塩分が少ないとは限らないので、注意が必要です。

 

ナトリウムの過剰摂取は、食欲を増進させたり、むくみを引き起こす原因にもなります。味付けの濃いものを摂取すると、それを薄めようとして白いご飯をたくさん食べてしまいます。すると糖質過剰になって、肥満の原因になります。

 

また、喉が渇いて大量に水を飲むようになります。カリウムが足りていれば水分量をコントロールしてくれるのでむくむ心配は少ないですが、ナトリウムが過剰摂取でカリウムが不足しているというミネラルバランスだと、むくみやすくなります。

 

最近では高血圧や糖尿病などの生活習慣病予防のために、塩分を多く含む食品を減塩食品に改良しているメーカーも多くなっています。減塩=美味しくないもの、ではなく、薄味に慣れて素材本来の味を楽しめるようになると良いでしょう。